ノーズワーク競技会

競技会にはJNWSCが主催するノーズワーク競技会と、JNWSCが認定した団体・主催者が開催する競技会がありますが、共に「公式ノーズワーク競技会」です。
公式ノーズワーク競技会での記録はJNWSCで管理されます。
JNWSCのルールに基づき競技し、JNWSC公認のジャッジにより審査されます。
競技会での記録は公式の記録として当Webサイトに公開されます。

ノーズワークの公式競技会に参加したい場合

におい認識テストに合格していること

公式競技会にはJNWSCのルールに従い参加したいクラスのにおい認識テストに合格した全ての犬が参加できます。

身体・心理的側面において競技会環境で十分対応ができる犬であること

ノーズワークは全ての犬に適したアクティビティではありますが、公式競技会の状況は多種多様であり、全ての犬が好むとは限らない環境です。ハンドラーがその状況に犬が順応できるかを確認しておく必要があります。

シニア犬など、出場についての判断が難しい場合はクラブに一度ご連絡をいただければと思います。

ノーズワークは全ての犬に適したアクティビティですが、競技会の環境は全ての犬に適しているとは限りません。
跛行、車椅子、歩行に異常が見られる場合はテスト及び競技会に出場することはできません。ただし、手術等によって、プレートなどが脚に埋められている場合でも、犬が元気で歩行に支障がなければ参加できます。

視覚障害のある犬については、テスト及び競技会に出場できません。(詳細はコチラ

テスト及び競技会において、犬が怖がっていたり苦痛を感じているとジャッジが判断した場合、サーチは中断されます。競技会の状況は多種多様です。 私たちは、全ての犬が競技環境で快適に過ごせるように、お互いに配慮しながらトレーニングにおいても競技においても、常に犬の健康を最優先にしなければなりません。

オールクラスジャッジ及びノーズワークインストラクターのピッレ・アンデションさんの見解についてこちらに記しておきます。

「スウェーデンでは視覚・聴覚障害を持つ犬は競技会に参加するのは許可されていません。ハンドラーのエゴを優先させないためです。盲目の犬では特にサーチエリアは難しいと思います。サーチエリアにはごちゃごちゃといろいろな物が置かれている場合もあり、足元が見えずまず安全ではありません。私が知っている盲目の犬は、慣れ親しんでいる環境ではとても自信を持って振る舞っているのですが、しかし競技会のような新しい環境にくるとやはりかなりしんどいようでした。壁から跳ね返ってくる音もいつもと違うし、周りの音質も違う。あるいは階段があったりと、犬がうまく状況に対処できないようでした。ならば盲目の犬には、競技会としてではなくアクティビティとしてノーズワークをやらせてあげる、あるいは非公式戦で時間制限を気にせずにサーチをする、というやり方を提供してあげる方が動物ウェルフェアにかなっていると思います」

競技ルールについて

競技者は競技ルールを知っておくことが義務付けられています。
テストや競技会にエントリーするたびに、それを知っていることを証明する必要があります。

私たちは、全ての犬が競技環境で快適に過ごせるように、お互いに配慮しながらトレーニングにおいても競技においても、常に犬の健康を最優先にしなければなりません。