JNWSCでは、ノーズワークスポーツに挑戦されている
ハンドラーのバックアップするべく、
さまざまなイベントや情報を提供してまいります。
におい認識テスト・競技会に参加する前の心構え
ノーズワークスポーツに関わる全ての人や犬にとって、安心安全かつ公平なイベントを開催するために、以下の点について、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
- 使用する場所のルールに従い、屋外では必ずリードをつけモラルを持った行動を心がけること。
- 犬の排泄は必ず決められた場所で行い、指定以外の場所での粗相はさせないこと。
- 会場内で犬同士を接触させないこと。
- ルールも含めて競技について正しく理解した上で競技会に参加すること。
- 犬の吠え声や人同士の雑談等によって他の参加者に影響を与えたり、周囲に迷惑をかけないこと。
- ジャッジ、主催者、競技会場、ボランティアスタッフ、スポンサー等、競技会関係者について批判しないこと。
- 見学者も含めた会場内にいる全員がルールを守り、主催者及びジャッジの判断を尊重し指示を守ること。
身体・心理的側面において競技会環境で十分対応ができる犬であること
ノーズワークは全ての犬に適したアクティビティではありますが、公式競技会の状況は多種多様であり、全ての犬が好むとは限らない環境です。ハンドラーがその状況に犬が順応できるかを確認しておく必要があります。
シニア犬など、出場についての判断が難しい場合はクラブに一度ご連絡をいただければと思います。
ノーズワークは全ての犬に適したアクティビティですが、競技会の環境は全ての犬に適しているとは限りません。
跛行、車椅子、歩行に異常が見られる場合はテスト及び競技会に出場することはできません。ただし、手術等によって、プレートなどが脚に埋められている場合でも、犬が元気で歩行に支障がなければ参加できます。
視覚障がいのある犬については、テスト及び競技会に出場できません。(詳細はコチラ)
テスト及び競技会において、犬が怖がっていたり苦痛を感じているとジャッジが判断した場合、サーチは中断されます。競技会の状況は多種多様です。 私たちは、全ての犬が競技環境で快適に過ごせるように、お互いに配慮しながらトレーニングにおいても競技においても、常に犬の健康を最優先にしなければなりません。
オールクラスジャッジ及びノーズワークインストラクターのピッレ・アンデションさんの見解についてこちらに記しておきます。
「スウェーデンでは視覚・聴覚障がいを持つ犬は競技会に参加するのは許可されていません。ハンドラーのエゴを優先させないためです。盲目の犬では特にサーチエリアは難しいと思います。サーチエリアにはごちゃごちゃといろいろな物が置かれている場合もあり、足元が見えずまず安全ではありません。私が知っている盲目の犬は、慣れ親しんでいる環境ではとても自信を持って振る舞っているのですが、しかし競技会のような新しい環境にくるとやはりかなりしんどいようでした。壁から跳ね返ってくる音もいつもと違うし、周りの音質も違う。あるいは階段があったりと、犬がうまく状況に対処できないようでした。ならば盲目の犬には、競技会としてではなくアクティビティとしてノーズワークをやらせてあげる、あるいは非公式戦で時間制限を気にせずにサーチをする、というやり方を提供してあげる方が動物ウェルフェアにかなっていると思います」