よくある質問(Q&A)

会員登録について/ におい認識テストについて / 公式競技会について / ノーズワークについて / インストラクターコースについて / お問い合わせ

Q
年度の途中で会員登録をし年会費を支払った場合、新年度になったタイミングで年会費を支払う必要がありますか?
A

いいえ。
会員登録有効期限は、ノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)の会員になった日から1年間です。

Q
公式競技会に参加するには、JNWSCの会員である必要がありますか?
A

2025年1月1日より一般会員募集を開始しますが、2025年中は、会員でなくてもにおい認識テスト及び公式競技会に参加することは可能です。
2026年1月1日からは、におい認識テスト及び公式競技会に参加するにはJNWSCの会員である必要があります。

Q
におい認識テストとはどのようなテストですか?
A

におい認識テストについてのページをご覧下さい。より詳細を知りたい方は、公式ルールブックをご覧下さい。

Q
におい認識テストを受験したいのですが?
A

テスト受験者向け要約を以下に記載します。

【ハンドラー】

 10歳以上。 

【犬】
 
 テスト前日までに10ヶ月齢になっていること。

【犬の装備】

  • ハーネス又は首輪(犬が引くと締まるタイプを除く)の装着のみ可能。
  • それ以外の装備(洋服やスヌード、スカーフ等)は許可されない。
  • ただし、老犬や短毛種の防寒目的 雨天時の防水目的、炎天下での保冷目的の洋服はジャッジが許可した場合のみ装着が可能。
  • リード付きでサーチを行う際はリード又はトラッキングリードを使用する。
  • フレキシブルリード(伸縮タイプのリード)の使用は認められない。
  • サーチ中以外は、会場内では2m以下のリードをつけること。
  • マナーガードの着用は可能(ヒート中の犬だけでなく、病気が理由の排泄防止目的の着用も可能。)
  • サーチ中に排泄した場合は不合格となる。
Q
ターゲット臭はどこで購入できますか?
A

教室を開催しているインストラクターにお問い合わせいただくか、以下のリンク先より購入いただけます。
ターゲット臭について

Q
におい認識テストで使用するコンテナ(箱)は、どのようなものがいいですか?
A

スウェーデンノーズワーククラブ公認ジャッジのピッレ先生に確認し、以下の回答をいただきました。


におい認識テストの箱は、新品で規定のサイズを満たしている、そして全て同じ状態なら、どんなダンボール製箱を使ってもよし。
(規定のサイズ 30㎝×20㎝×10㎝。1辺につき最大±5㎝までの誤差は許される。)

ガムテープを貼る場合、全ての箱に同じように貼ること。穴を1つか2つ開けること。 開ける場所は特に定めておらず、どこを開けてもいい。

全ての箱が同じ状態で並べられていること。 スウェーデンノーズワーククラブで使用している箱と必ずしも統一させる必要はない。

たとえばガムテープを貼るタイプ、底がX字になってるタイプ、厚みがあるタイプも、におい認識テストの箱として使用できる。

補足:箱の厚さについては、すぐ潰れず、ある程度の強度があるタイプであれば、箱の厚さは関係ない。

箱の形状によって残臭等がサーチに影響するという懸念は、どのタイプの箱でも隙間は存在するのでしなくてもよい。

事前に正解の箱を置いていた場所でもし犬が残臭に反応してしまっても、その場合はテストを続けて良いというルールが存在する。

 
メーカー名HEIKOヘッズタマパックアースダンボールアースダンボール
商品名ナチュラルボックス ECOギフト箱
無地スマートボックス
クラフト-5
ワンタッチ60ワンタッチ式60サイズ定番ダンボール箱
(B5)
型番Z-6MSM-GB5 00690407
箱形式N式
(差し込みタイプ)
N式
(差し込みタイプ)
B式
(底組みタイプ)
B式
(底組みタイプ)
A式
(みかん箱タイプ)
規格(㎜)
長尺
300270260263270
短尺190195185187200
高さ115100110119100

※ 上記の箱は、ルールブックの規定内である箱の一例です。 

Q
ノーズワークのにおい認識テストや公式競技会ルールが見られるページはどこですか?
A
Q
公式競技会にはどんなタイプがありますか
A

競技会には5タイプあります。

1.単課目 コンテナ(容器)計4回のサーチ
2.単課目 インテリア(屋内)計4回のサーチ
3.単課目 エクステリア(屋外)計4回のサーチ
4.単課目 ヴィークル(車両)計4回のサーチ
5.全課目 コンテナ、インテリア、エクステリア、ヴィークル 計4回のサーチ

単課目競技とは・・・同日に1課目で4回のサーチを1つの競技会で行うもの。
全課目競技とは・・・同日に4課目を1つの競技会で行うもの。
各タイプの競技会は、NW1、NW2、NW3の3つのクラスで構成されています。

Q
なぜ、公式競技会に参加する前に「におい認識テスト」を受ける必要があるのですか
A

におい認識テストは、参加する競技クラスの「におい」を犬が発見できるかを確認する目的で行われます。
参加する競技クラスのにおいを発見できることを証明するため、事前ににおい認識テストに合格している必要があります。

Q
犬が鎮痛剤等の薬を服用してる場合、におい認識テストを受けたり公式競技会に参加することはできますか
A

ドーピングに関する詳細はルールブックに詳しく記載がありますので、におい認識テストや公式競技会にエントリーする前にご確認ください。

Q
公式競技会で犬にマナーガードを着用させることは可能ですか?
A

はい。
ただし、犬がサーチ中に排泄をした場合(排泄のポーズも含む)、マナーガードを着用していても排泄をしたとみなされます。(その時点でサーチ終了、3フォルト、タイムは制限時間MAX)

Q
使用するリードに条件はありますか?
A

はい。
ルールブックの「犬の装備」の項目に記載があります。
サーチエリア内で使用するリードの長さは自由ですが、競技会場内(駐車場含む)で使用できるリードの長さは最長2mまでと決まっています。

Q
ジャッジに「アラート」と伝える時に、犬がどれくらいハイドに近づいて示す必要がありますか?
A

NW1(初級)では、犬のサイズに関係なく犬が臭源に到達できるようにハイドが配置されています。NW2(中級)とNW3(上級)では、犬が臭源に到達できるハイドや、できないハイドが含まれています。点数を獲得できる位置に犬が十分近づいているかどうかは、ジャッジが判断します。

Q
公式競技会で「フォルト」となる行為について詳しく知りたいです。
A

ルールブックの目次 13 得点計算の項目の中の「フォルト」に詳しく記載があります。
ルールブックはこちら

Q
犬がヴィークルサーチ(車両サーチ)の際に乗用車の塗装部分に前脚をかけた場合、フォルトになりますか
A

はい。
犬の前脚が乗用車の塗装部分に触れた場合、カテゴリー1のフォルト(1フォルト)が課せられます。ただし、乗用車のタイヤ部分には前脚をかけることができます。
乗用車以外の車両の場合、例えば、トレーラー、トラクターなどは、塗装部分に前脚をかけてもフォルトにならない場合もあります。

ジャッジは検分(下見)の際にどのようなルールが適用されるかを説明することになっています。

Q
ルールでは、サーチエリア内で使用できるのは締まらない(固定式の)首輪またはハーネスのみと決められていますが、サーチの合間に競技会会場内でハーフチョーク又はチョークタイプの首輪を使用することは可能ですか
A

はい。
しかし、犬がサーチをする時には締まらない固定式の首輪またはハーネスを装着しなければなりません。

Q
フォルトの項目のカテゴリー1(1フォルトの「矯正」とはどういう意味ですか
A

ハンドラーが手やひざを使って無理やりサーチをさせる。
リードで犬を強く引き止める、又はサーチ中に犬に「NO(ダメ)」と言ったり、ネガティブな言葉やプレッシャーが加わるような声がけをする等、ハンドラーが犬の行動に影響を与える行為を指します。

Q
 犬が車に前脚をかけようとした時に、リードを引っ張ってそれをやめさせるのはフォルトになりますか
A

はい。
ジャッジがそれを「矯正」と判断した場合はフォルトになります。

Q
公式競技会にエントリーするにはどうすればよいですか
A

公式競技会は通常2ヶ月前にJNWSCの公式ウェブサイトにて告知されます。サイトに記載された申し込み方法に従って、競技会にエントリーしてください。

イベント情報

Q
競技会でのクールウェアや防寒着の着用は許可されますか?
A

基本的に競技中の犬はハーネス又は首輪(犬が引くと締まるタイプを除く)のみ装着が許可されます。
それ以外の装備(洋服やスヌード、スカーフ等)は許可されません。
ただし、老犬や短毛種の防寒目的、雨天時の防水目的、炎天下での保冷目的の洋服はジャッジが許可すれば着用できます。
クールウェアおよび防寒着につきましては、ジャッジに確認をして下さい。

Q
誘惑臭についての詳細はどこに記載されていますか?
A

におい認識テストのページに掲載されています。 誘惑臭について

Q
シャッターが全てオープンになっているガレージのような場所でのサーチは、インテリアサーチになりますか?
A

外の天候や風の影響をまともに受けている空間がエクステリアとみなされます。
インテリアは、たとえば納屋のような建物であれば壁の隙間から外の天候や風の影響を受けます。もし外の天候がそれほど内部に大きな影響を与えていなければそのエリアはインテリアとみなすことができます。

この写真のガレージのように、競技会開催時にシャッターあるいはドアが閉められていれば、インテリアとみなされるでしょう。ただし開放のままにしていれば、エクステリアとみなされることもあります。
シャッターやドアがない建物でも、十分な奥行きがあり雨風の影響がほとんどなければ、インテリアのエリアとして使用されることもあります。したがってどれぐらい風雨の影響を受けるか、がインテリアかエクステリアとして使うかの指標となるでしょう。

Q
サーチ中に苔や草などを食べたら失格やフォルトになりますか?
A

失格やフォルトにはなりません。

Q
ハンディキャップのある犬は公式競技会に参加できますか?
A

2024年8月1日より、におい認識テストと公式競技会への参加条件が変更されました。
以下のページに詳しく記載があります。ピッレ氏による解説動画も合わせてご覧ください。
なお、非公式競技会への参加条件は各主催者に委ねられていますので、各主催者の方に直接お問い合わせください。

におい認識テストと公式競技会への参加条件について 
https://noseworksportsclub.jp/wp-content/uploads/2024/06/20240130-2.pdf

障がいを持つ犬とノーズワーク及び競技会参加について(ピッレ氏による解説動画)
https://www.youtube.com/watch?v=M-FxVpUS3VM

Q
認識テストと公式競技会に参加する条件となっている、ワクチン接種について知りたいです
A

ルールブックのp.5『予防接種』の項目に詳しく記載があります。2024年現在は3年以内に5種以上の混合ワクチンの接種または抗体価検査の証明書の提示が必要ですが、2025年1月1日以降に採用される新ルールでは3年以内に3種以上の混合ワクチンの接種または、1年以内の抗体価検査の証明書の提示が有効となる予定です。ルールブックはこちら

Q
ノーズワークをさせると拾い食いの癖がつきませんか?
においを嗅がせることを推奨すると、犬が地面のにおいばかり嗅いできちんと散歩できない犬になりませんか?
A

犬にとってにおいを嗅ぐことはどういうことかを詳しく知りたい方におすすめの一冊を紹介します。
犬のにおい研究で有名なアレクサンドラ・ホロウィッツ博士(アメリカ、コロンビア大学バーナード・カレッジ)の著書の『犬であるとはどういうことか』というタイトルの本です。その中でノーズワークについても述べられています。

日本のノーズワークを継続している経験者の体験談を聞くと、やる前に懸念したことや心配したようなことにはならなかった、という感想をほとんどの方がお持ちのようです。また、犬達はノーズワークの時間とそれ以外の時間をきちんと区別し認識できているようだ、という意見も多く寄せられています。

エビデンスに基づいたノーズワークに関するレポートも国内の大学から発表されています。
2022年にはノーズワークによる家庭犬の行動特性の改善や自立神経への影響を調査するための研究が行われ、3つのレポートが発表されています。

ノーズワークの時間を犬達はきちんと区別しているという意見は多いですが、現時点で既に拾い食いの癖があるので困っているという方は、犬のインストラクターなどプロに相談してみるのをおすすめします。もしくは、拾い食いを防ぐためにできることが以下のリンク先に記載されていますので、是非参考になさってください。
「切手集めと犬の朝ごはん」
https://inuiwaku.net/15000/


Q
ノーズワークの効果が知りたいです。問題行動(吠える、攻撃性、社会性不足など)の修正に影響を与えることがありますか?
A

ノーズワークは、心身の健全性の維持、犬のQOLの向上、怖がりや興奮しやすい犬のストレス耐性の向上、集中力の向上効果があると言われています。
また、ドッグスポーツとして取り組む際には様々な環境下において練習を行うことが必要とされます。犬が作業に集中することで自然に自信をつけていくと同時に社会化が促進されます。さらには、ハンドラーが犬の心理を正確に読めるようになるという効果もあります。
ノーズワークを教えているトレーナーやノーズワーク経験者から、犬達の変化やノーズワークが与える影響などについて、具体的な話を聞いてみるのもいいでしょう。

JNWSCでは、ノーズワークについて情報交換ができるフェイスブックの公開グループ
2週間に一度、トレーナーや経験者の話が聞ける場を設けています。
クラブハウストークノーズワーク座談会」  開催スケジュールはこちら

エビデンスに基づく情報を知りたい方は、以下にノーズワークに関する海外の論文を2つ紹介します。
Let me sniff! Nosework induces positive judgment bias in pet dogs. Applied Animal Behaviour Science. Volume 211, February 2019, Pages 61-66.
日本語のダイジェストを読みたい方は↓
愛犬にもっと楽観的になってほしい?ならばノーズワークを!

Impact of Training Discipline and Experience on Inhibitory Control and Cognitive Performance in Pet Dogs. Animals,14(3):428. 2024
日本語のダイジェストを読みたい方は↓
犬のインパルス・コントロール力アップに有効なドッグスポーツの種類は?

Q
ノーズワークの基礎となる部分についての映像や資料を見ることはできますか?
A

ドッグスポーツ競技として楽しむことや、におい認識テストや競技会出場を目指したいという方は、ノーズワークのインストラクターから基礎の部分を教わることが大切だと考えますので、映像や資料は公開しておりません。
お近くのインストラクターから学ぶことを推奨いたします。オンラインレッスンに対応しているインストラクターもいますので、是非お問い合わせください。
しかしながら、上記のご要望も多くいただくことから、JNWSCのyoutubeではメンバーの愛犬によるノーズワーク練習風景動画を紹介することしました。元保護犬でノーズワーク未経験のコがどんな風に成長していくのかを、あたたかく見守っていただければ幸いです。

インストラクター 一覧
https://noseworksportsclub.jp/event-information/event_organizer_information/

ノーズワーク教室とレッスンの情報広場
https://www.facebook.com/groups/1141015126930539

JNWSC公式youtube
https://www.youtube.com/@jnwsc7045/videos

 

Q
一般飼い主ですが、インストラクターコースの修了をもって、ノーズワークインストラクターとして活動することはできますか。
A

ノーズワークインストラクターとしてどのように業務を行うか、あるいはその雇用形態によって、各自治体ごとの決まりがあります。所属している自治体に問い合わせて確認されますようお願いいたします。

Q
試験で不合格になった場合は、どうなりますか?
A

これまでに不合格になった人はいませんが、そうならないようになるべくフォローするので、出された宿題をきちんと行い、分からないことを質問してください。

Q
Facebookでの質問は動画でもOKですか?
A

OKです。その代わりに分からないことがあったら必ず聞いてください。

Q
JNWSC公認インストラクターになった場合、におい認識テスト(ORT)のジャッジの資格を取得できるので、動物取扱業登録をしていなくても、におい認識テストを開催するために、主催者となり、ジャッジをすることは可能ですか?
A

におい認識テストを開催するには
・ジャッジあるいは主催者が動物取扱業登録をしていること
・主催者がJNWSCの会員であること
上記の2点を満たしている必要があります。
よって、ジャッジ本人が動物取扱業登録をしていない場合、主催はできませんが、主催者が上記の条件を満たしていれば、公認ORTジャッジとして参加することは可能です。

上記以外についてのお問い合わせはこちらよりお問い合わせください。