もっとノーズ、プリーズ!~もっと深く知りたい方必見!4つのサーチ課目~GREEN DOGさんのサイトより~

もっとノーズ、プリーズ!~もっと深く知りたい方必見!4つのサーチ課目~ノーズワークシリーズその14

文と写真:藤田りか子

前回は、お友達と楽しくできる「お手軽ノーズワークゲーム」のやり方について説明をしましたが、競技としての「真剣なノーズワーク・スポーツ」というのも、実はすでに日本にも存在します。競技会はいくつかのサーチ課目で成り立っています。公式の競技会であればたいてい4課目。サーチをする環境と探知する対象によって以下の課目があります。たとえ競技会に興味がなくとも、これら課目の種類を知って普段のノーズ遊びに取り入れてみましょう!トレーニングのバリエーションが増え、犬も大喜び!

ノーズワーク競技会の課目その①:コンテナー・サーチ

ボックスサーチともいいますね。しかし実際の競技では箱だけではなく、プラスチックの容器、バケツ、カバン(ラップトップを入れるバッグ、リュックサック から布バッグ、旅行カバンなどありとあらゆる種類のバッグ)などが探知物品として使われます。

コンテナーサーチは、どの容器ににおいが隠されているか、それをジャッジに示せばOK。容器やカバンのどの位置に隠されているかまではチェックをしません。コンテナーサーチは誰もが最初にトライするノーズワークではありますが、意外にこれが課目で一番苦手だという犬も多いのです。というのも、犬がコンテナーをくわえてしまうこともあるのですね。競技会では犬がくわえるとフォルト(マイナスポイント)が与えられます。あるいは犬によってはその上に乗ってみたり、引っ掻いてみたりと(これもあまりにも損傷がひどいとフォルトになります)、おもちゃ遊びと勘違いしてしまう子もいます。なので、いかにして犬にサーチとして作業に専念してもらえるか、ハンドラーも頭を使いながらトレーニングをする必要があります。

しかし同時に

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