ノーズワークとは

こんにちは!ノーズワークスポーツクラブです!

ノーズワークについて

ノーズワークは嗅覚を使うという犬の本能に基づくアクティビティであり、ドッグスポーツとしてのノーズワークは探知犬の作業が元となり考案されました。
その目的は犬の嗅覚作業を通して飼い主と犬が一緒に作業を楽しむことです。
競技は様々な環境下で行われ、競技エリア内では1組ずつ個別にサーチを行います。
においを様々な状況や場所に隠すことで難易度の調整が可能であり、犬の頭脳と身体に良い刺激を与えることができます。
特別な道具を必要とせず、全ての人と犬が気軽に参加することができます。

ノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)の理念は多様性、安全性、犬のウェルフェアといった価値観を尊重し、練習やにおい認識テスト及び競技会において、犬もハンドラーも怪我がないように細心の注意を払うことが大切だと考えます。
ノーズワークは犬の望ましい行動を強化する学習とトレーニングを行い、関わる全ての人と犬が安全に楽しめることが重要です。

ノーズワークの歴史を知ろう!

2006年にアメリカのドッグトレーナー3名によってドッグスポーツとしてのノーズワークが考案されました。
保護施設にいる犬達に精神的な刺激を与え犬の持つ自然な欲求を満たせるよう、探知犬トレーニングのエキスパートとして育成に携わってきた創始者の知識と経験を元に作られており、アメリカでは「K9 Nose Work®」と呼ばれています。
ノーズワークは、全ての犬が持つ自然な本能を活かす機会が与えられる為、犬は充実した疲労感と満足感を得られます。
スポーツとしてのノーズワークは、現在ではヨーロッパやオーストラリアなどにも導入されそれぞれの国によって名称やルールに多少違いはあるもののハンドラーと犬がエリア内に隠された特定のにおい(ハイド)を探すという共通の目的のもと、世界各国で楽しまれています。

スウェーデンノーズワーク協会の歩み
ノーズワーク創始者の一人であるロン・ガーント氏(右から2番目)はアメリカからスウェーデンを何度も訪れノーズワークのセミナーを開催。
写真はロン氏がバルブロ・リーデン女史(右端)所有のトレーニング施設を訪れた時のもの。
左端後ろ:スウェーデンノーズクラブ設立時よりクラブ運営に携わってきたロッタ・バウアー女史。
バルブロ&ロッタ女史は、ジャパンノーズワークスポーツクラブのアドバイザー的存在。
(写真提供:Barbro Ryden)

スウェーデンでは、2014年にSvenska Nose Work Klubben(スウェーデンノーズワーク協会)が設立され、2017年より世界初ケネルクラブ公認の種目となりました。
ノーズワーク創始者の一人であるロン・ガーント氏をアメリカから4年連続招致するなど勉強会を実施し、今ではスウェーデン国内での競技人口が数千人にもなる関心の高いドッグスポーツとなりました。

写真は、ノーズワークスポーツクラブのアドバイザー藤田りか子、バルブロ・リーデンの両女史。
ノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)のこれから

日本のノーズワークスポーツクラブ(JNWSC)は、動物福祉先進国でありドッグスポーツにおいての世界トップレベルのスウェーデンの在り方に賛同しています。
スウェーデンノーズワーク協会の方針とルールを基に、スウェーデンでのノーズワーク競技会において優勝経験豊富な藤田りか子さんをはじめ多方面の方々からアドバイスを頂きながら、競技会の普及・促進の為の活動していきます。
全ての犬の精神と肉体の健全性を高めるためにノーズワークがどのように活用可能かについて知識を広め、世界の基準に沿った内容を発信していきます。

メッセージ

日本では多くの犬たちが都市部に住み、「都市生活」に適応することを余儀なくされています。
犬は確かに忙しい現代人の癒しになるかもしれませんが、しかし犬のウェルフェアは?
人だけ満足すればいいのでしょうか。

犬にも犬の「良き生活」が必要です。そしてそれは食事と医療だけで満たさせるものではありません。
犬という動物が必要とする「犬目線での脳への刺激」。
とはいっても都市に住んでいると、私たち犬飼い主にとってはたくさんの規制があり、どこにでも犬を放して遊ばせていいわけではありません。
そこで、ノーズワークなのです。

犬にとって大事な感覚器官である嗅覚を使うこのゲームは、場所を選ばず、どこでも好きな時にできるドッグスポーツです。
ただ探させるだけではなく、競技形式にすることによって人と協調する楽しさにも、犬が気づいてくれる。
人といっしょにいることの楽しさを感じてくれるというのも、大事なウェルフェアですね。

このスポーツは私が住むスウェーデンではアメリカから2014年に導入され、同時にクラブも設立されました。
それ以降爆発的人気。
毎年愛好家を増やしており、現在およそ3000人の会員、競技会も2017~2019年では年に約300ゲーム行われていました(コロナの影響により今は状況は変わってしまいましたが)。

この楽しさを、日本の犬たちそしてその飼い主さんたちにもシェアしたいという思いで、2018年から北欧のルールによるノーズワークを、セミナーを通して紹介することになりました。
嗅覚スポーツに興味のある人たちは次第にどんどん集まりました。
そして日本でも北欧やアメリカのように競技会を開催したいという思いも強くなっていたのです。
しかしそれには組織だったクラブが必要です。

というわけで「ノーズワークスポーツクラブ」がこの度設立されることになりました。
2020年から有志が集まり、スウェーデンのノーズワークルールを翻訳、一年以上の月日をかけて日本のルールもいよいよ完成です!

これから日本のノーズワーク世界がどんな風に発展していくのかとても楽しみにしています。
そしてスウェーデンから微力ながら応援をしています。

藤田りか子氏。ラブラドールレトリバーのアシカ、カーリーコーテッドレトリバーのラッコと。

スウェーデン、ヴェルムランドから

2021年6月

藤田りか子、ラッコ、アシカ